■ 車両盗難装置の応用例
 最初に車両盗難防止装置エンジンイモビライザーシステムの弱点について、提言させていただきます。
 エンジンイモビライザーシステムはキーに埋め込んだ電子回路が発信するIDデータが
 車両本体の電子制御装置によって正しいと認識されない限りエンジンが始動しないというシステム。
 このため自走での盗難防止に効果があるという。
 ■ ビジネスの展開
 トヨタはすでにセルシオなど高級車を中心に22車種に同システムを適用しており、
 さらに他の車種にも標準やオプションで設定していくことで車両盗難防止に役立てていくという。
 しかし、イモビライザーは自走盗難を防ぐ効果が有ると思われていましたが、私たちの実験では
 外部からイモビライザーECUに直接IDデータを短時間で再登録できてしまうため、
 あまり効果はないでしょう。
 運輸省はここ数年、高級な乗用車の盗難事件が急増していることから、盗難防止装置の要件を緩和します。
 道路運送車両の保安基準を改正して、欧米で普及している盗難防止装置を使用できるようにすようです。
 欧米で普及している盗難防止装置は点滅周期を短くした非常点滅装置や警報音を断続的に鳴らすものが多い。
 輸入車の多くにこの機能が付いている。
 しかし、保安基準では、盗難防止装置を想定していなかったため、点滅周期が変動する非常点滅装置や
 警報音が断続的に鳴る装置は認められていなかった。
 運輸省では、保安基準に新たに盗難防止装置の概念を加え、非常点滅装置の点滅周期の変動
 断続的な警報音、室内照明灯の点滅を盗難時に限って認める方針です。
 来年3月末から施行すると発表しています。
 今までの車両盗難システムではエンジンが始動しない物やホーンを鳴らしたりハザードランプを
 点灯させたりしていますが、車両ごとに取り付け方法が違うため大変な苦労が有りますが、私たちが開発した
 車両通信システムを使用したら車両に完備されている通信ポートから様々な車両情報を入手したり
 場合によってはエンジンをストップさせたりヘッドライトを点灯することが出来ます。
 取り付けは至って簡単でカプラーオンで車両とデータ通信が行えます。
 もともとは、車両の電子制御装置の故障診断に使用する物ですが、盗難防止に応用すると大変役立ちます。
 (下記の車両データの収集や命令が簡単におこなえます)
  ・ エンジン回転数  車両速度    エンジン水温
  ・ ドアの開閉状態  トランクの開閉状態
  ・ 点火時期     アクセル状態  排気ガス状態  など...
  ・ 車両の故障状態
  ・ 燃料噴射をストップさせる
  ・ ハザードランプを点灯させる  など...
 特に高級車はボディをコンピュータでコントロールしているので、次の様な制御も可能です。
  ・ セキュリティインジケータ点灯
  ・ シフトレバーのロック
  ・ ワイパーの動作
  ・ 方向指示器の点灯
  ・ ヘッドライトの点灯
  ・ バックランプの点灯  など...
  ・ 発展著しいアジア諸国の自動車業界をターゲット(販売数の拡大)
  ・ JAFの巡回車両に携帯して素早いサービス(信頼性の向上)
  ・ 警察車両に携帯して整備不良車などの発見(暴走族などの撲滅)
  ・ 自前の整備工場を持つ運送会社に販売(安全運行や整備不良による排気ガス減少)
  ・ ガソリンスタンドに設置して車検整備や安心サービスを提供(顧客数確保)
  ・ 全世界中に故障診断の情報提供サービスコンテンツのビジネスが可能です。